研究ノート (その2)日本語教育の授業はなぜ成立するのか
研究ノート
(その2)
理論的に考えれば、授業構成の時間単位で仕切られる区分の概念がつかめれば、どんな授業も成立する。
45分の授業をどのように仕切り、その仕切りをどのように概念化して連続して45分にするのか。
仕切りの概念は教授法によって概念が異なる。ある教授法の仕切り概念が定式化してれば、どんな教授法でも対応できることになる。
日本語教育の中でもオーディオリンガル・オーラルメソッド・活動型・タスク遂行・オンライン授業など様々な授業にはそれを遂行するための仕切られた概念が存在する。
日本語教師養成に必要なのはある教授法の方法ではなく、その仕切りの概念をつかませることが必要と考える。
その概念がない場合、テクニックだけが先行する。受講生の関心はテクニックを身につけることだけに関心が払われる。
日本語教育史の研究からは仕切られた概念がどのように行われていたのか、必要であるが、なされていない。
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